新規で賃貸契約する際に【賃貸保証会社】【連帯保証人】というワードは、必ず見聞きすると思います。
具体的には、以下のような内容
- 新規契約には、賃貸保証会社への加入が必須(審査が必須)
- 賃貸保証会社の審査が否決されたら契約できない
- 連帯保証人を1名つける
このような「条件」を仲介会社で案内される場合が多いかと思います。
特に2つ目の賃貸保証会社の審査が否決になると精神的にもショックが大きいですよね・・・(;゚Д゚)

賃貸保証会社の審査が否決になっても、別の賃貸保証会社で審査が通る事もあります!
仲介会社によって賃貸保証会社についての案内の仕方や説明の仕方が異なっている様で、後からトラブルになるケースもあります。
私が管理会社で勤めていた際には、入居した後から「仲介会社から聞いていない、説明を受けていない」などのクレームがありました・・・(;´・ω・)
今回は、私が賃貸管理会社で働いていた際(約5年ほど)に実際に起きたケースを例に上げながら、賃貸契約をする際に知っておくべき内容を【賃貸保証会社】【連帯保証人】に絞って解説してみたいと思います!

私の実務は、仲介会社や入居者からのクレーム対応をしたりしていました。
仲介会社の方にも理解度が低い方がいて、大変な業界だと感じましたね。。
この記事を読むことで、
- 賃貸保証会社に加入するメリット・デメリット
- 連帯保証人が必要・不要となる場合の違い
- 賃貸保証会社についての基礎知識
- 連帯保証人についての基礎知識
などの基本的な情報からトレビア的な情報を知っていただけると思います。( ̄▽ ̄)v
先に結論をできる限り分かりやすく記載しておきます!
- 賃貸保証会社に加入するメリットは、入居者側にはほとんどありません!
- 賃貸保証会社に加入するデメリットは、大家さんや管理会社側にはほとんどありません!
- 賃貸保証会社は、基本的には大家さんや管理会社が選んでいる!
- 連帯保証人は、賃貸保証会社へ加入できたら不要になる場合がある!
- 賃貸保証会社から連帯保証人を設定する条件で審査OKとなる場合がある!
- 連帯保証人のみを設定する場合、敷金・礼金が増額される事がある!
- 連帯保証人は、親族を求められるケースが多いが交渉次第で友人や会社の上司でも良い場合もある!

もっと詳しく知りたいという方は、是非続きをお読みください!
・賃貸保証会社とは?加入するメリット・デメリット
賃貸保証会社は誰が選ぶのか?
基本的には、大家さんや管理会社が指定する賃貸保証会社を利用する事になります。
その理由は、大家さんや管理会社にとってメリットが大きい保証を付けてくれる会社を選んでいる為です。
賃貸保証会社は、入居者が何らかの理由で家賃を滞納した際に入居者の代わりに賃貸保証会社が家賃を立て替えて払ってくれる(家賃を保証してくる)会社です。
また、長期滞納や強制退去などのトラブルに対しての保証もついています。
参考までにいくつかリンクを付けて会社名を記載しておきます。
他にも様々な会社がありますので、気になる人はネットで検索してみて下さい。(^_^)/
賃貸保証会社を付けるメリット
大家さんや管理会社が賃貸保証会社を付けるメリット
- 新規契約時に入居者の審査を行ってくれる
- 入居者が滞納した家賃を立て替えてくれる
- 入居者が滞納した際の督促を行ってくれる
- 解約時の原状回復費用を入居者が滞納した際に立て替えてくれる
- 長期滞納や退去時などのトラブルが裁判まで発展した際の費用や対応をしてくれる

その他にもメリットがありますが、賃貸保証会社によって異なるので省略しています。
上記はあくまで代表的なメリットです!
上記に記載した内容は、入居者にとってはメリットになりません。
たまに勘違いしている人もいましたが、賃貸保証会社が立て替えた家賃は、入居者へ請求・督促が必ずいきます。
また、トラブルなどで裁判に発展した際の費用については、あくまで大家さんや管理会社の保証であって入居者側の保証ではありません。
新規契約時に入居者の審査を行ってくれる
賃貸保証会社の入居者の審査を大家さんや管理会社が信用しているケースがあります。
大手不動産の管理会社には独自の厳しい審査基準がありましたが、中小企業の管理会社は独自審査がゆるい傾向がありました。
中小企業では人手不足もあり、独自審査をする手間を賃貸保証会社を利用する事で軽減している場合があります。
入居者が滞納した家賃を立て替えてくれる
賃貸保証会社の契約内容によりますが、家賃の支払いを大家さんや管理会社ではなく賃貸保証会社となっている場合があります。
この場合のメリットは、何らかの理由で入居者から家賃の支払いがなかった場合でも、賃貸保証会社は毎月決まった日に大家さんや管理会社へ賃料の振込を行ってくれるのです!(◎_◎;)
入居者が滞納した際の督促を行ってくれる
大家さんや管理会社にとって非常にやりたくない仕事のひとつが、入居者への督促です。
賃貸保証会社を付けていた場合、入居者が滞納している事を伝えると大家さんや管理会社に代わって督促を行ってくれます。
また、賃貸保証会社の契約内容によりますが、家賃の支払い先が賃貸保証会社になっている場合は、大家さんや管理会社が何もしなくても賃貸保証会社が判断して督促を行ってくれます!

入居者が滞納した際の賃貸保証会社の仕組みは、大家さんや管理会社にとって非常によいシステムになっていました。
解約時の原状回復費用を入居者が滞納した際に立て替えてくれる
賃貸保証会社の契約内容によりますが、家賃だけでなく原状回復費用や修繕費についても入居者からの支払いがない場合は、賃貸保証会社が保証(立て替え払い)してくれます。
その後、賃貸保証会社から入居者への督促が行くことになります・・・。(;゚Д゚)
長期滞納や退去時などのトラブルが裁判まで発展した際の費用や対応をしてくれる
裁判まで発展するケースはまれですが、その際の面倒な手続きのほとんどを賃貸保証会社が行ってくれます。(裁判費用なども賃貸保証会社が負担します。)
大家さんや管理会社は、必要最低限(書類へのサインや現場検証の立ち合いなど)の対応だけで済むので非常に助かっていました。

滞納時の対応は、賃貸保証会社や契約内容によって対応方法が異なっていました。
全てを上げるとキリがないのである程度省略して記載いています・・・。
入居者が賃貸保証会社を付けるメリット
- 新規契約時に連帯保証人の設定が不要になる場合がある
- 家賃の支払いを口座振替に設定できる場合がある
上記2点くらいではないかと思います。(^^;)
しかも、必ずしも上記メリットが得られるとは限りませんので、契約内容をしっかり確認する必要があります。
新規契約時に連帯保証人の設定が不要になる場合がある。
賃貸保証会社によって対応が異なりますが、契約者(入居者)の勤め先によっては連帯保証人が不要になる場合があります。
公務員や大手法人で年収が高く安定していると判断されると、連帯保証人が不要になる場合が多かったです。
家賃の支払いを口座振替に設定できる場合がある。
大家さんや管理会社によりますが、口座振替のシステムを導入していない場合があります。
賃貸保証会社との契約内容によって変化しますが、基本的に賃貸保証会社は口座振替のシステムを持っています。
毎月の家賃の振込が面倒と考えている人は、まずは大家さんや管理会社に相談してみて下さい!
賃貸保証会社を付けるデメリット
大家さんや管理会社が賃貸保証会社を付けるデメリット
- 賃貸保証会社を利用すると入居者の負担(初期費用)が大きくなる
- 賃貸保証会社によって入居者の審査基準が厳しい場合がある
大家さんや管理会社にとっては、ほとんどデメリットはありません。
なぜなら、上記2点をクリアできる入居者は、安心して部屋を貸し出せる人だと判断できるからです。
厳しい言い方をすれば、賃貸保証会社を付ける事で入居者を選別しているという事です。

逆を返すと賃貸保証会社を付けていない部屋は、人気がなく売れ残っている可能性があります。
駅から遠い、地域の治安が悪い、物件の築年数が古いなど様々な理由があると思います。
入居者が賃貸保証会社を付けるデメリット
- 賃貸保証会社によって入居者の審査基準が厳しい場合がある
- 賃貸保証会社の審査に数日から一週間以上掛かる場合がある
- 新規契約時に賃料の0.5カ月~1カ月前後の契約手数料が発生する
- 1年または2年で契約更新手数料が発生する場合がある
- 滞納が発生した際は信用情報に傷がついたりする
私が勤務していた管理会社で特に問い合わせが多かったのは、契約更新手数料や滞納が発生した際の対応についてでした。
賃貸保証会社の更新契約手数料
賃貸保証会社との契約は、1年又は2年で契約更新となっている事が多く、そして更新時には更新手数料が発生する場合がほとんどです。
※手数料の例:1年で更新 ⇒ 手数料10,000円、2年で更新 ⇒ 手数料20,000円

更新手数料が発生しない場合は、家賃の口座振替と一緒に毎月手数料が引かれていると思われます。
口座振替手数料、みたいなものと割り切っても良いかと思いますが。。
上記の内容を入居者側に説明していないか、入居者が説明された事を忘れてしまっていると管理会社へ問い合わせがくるのです・・・(;´・ω・)
因みに、賃貸契約期間中は賃貸保証会社の契約更新を行わないと賃貸契約違反になりますので必ず契約更新を行ってくださいね!
家賃滞納が発生した際
賃貸保証会社を付けていて、家賃を滞納した場合は少しややこしいです。
まずは、なるべく早く大家さんや管理会社へ連絡しましょう!!
理由は、賃貸保証会社にて督促準備が進んでいる可能性があるからです。
賃貸保証会社が信用情報機関をしている場合、督促を行った時点で信用情報に傷がつく可能性があります。
賃貸保証会社との契約内容によって、滞納した際の家賃の振込先や支払い方法が変わってきます。
ですので、ご自身で調べる事も大切ですが、まずは大家さんや管理会社へ連絡して対応方法を確認することをお勧めします!( ̄д ̄)ノ
・新規契約時に連帯保証人が必要・不要となるケース
連帯保証人とは
連帯保証人とは、契約者(入居者)が支払う家賃の他にも設備を破損させた際には、契約者と一緒に家賃や修繕費を負担する責任を負う人の事です。
連帯保証人になるという事は、契約者が滞納していた家賃の返済を求められても拒否できません。

家賃の督促が連帯保証人へ行く際は、数カ月分をまとめて請求される可能性が高いです。
私が実務で行っていた際には、少なくても3カ月分の家賃を滞納した場合に連帯保証人へ連絡していました!
連帯保証人になるメリットは、一切ないと言い切れます。
友人や家族から連帯保証人をお願いされた場合でも慎重に考えましょう!(;゚Д゚)
連帯保証人が必要・不要となる場合
連帯保証人が必要な場合
賃貸保証会社を付けない場合、ほぼ確実に連帯保証人を付ける事が求められます。
その場合、通常の敷金・礼金から1カ月分以上を上乗せして請求される場合が多いです。
契約者(入居者)の支払い能力が低いと判断された場合にも、連帯保証人を求められます。
賃貸保証会社を付けた上で更に連帯保証人を設定する事を必須にされる場合があるという事です。

大家さんや管理会社にとって、確実に家賃を回収する手段を用意しておく事が非常に重要な仕事となっています!
連帯保証人が不要な場合
賃貸保証会社を付けた際、特に公務員や大手企業に勤めているなど、支払い能力が高いと判断される場合には、連帯保証人が不要になるケースがほとんどです。
また、契約者が大手法人の場合には、賃貸保証会社を付けずに連帯保証人も免除される場合もあります。
大家さんや管理会社によって対応が変わってきますので、希望の条件を仲介会社へ伝えて交渉してみましょう!
連帯保証人は誰にお願いするべきか
私が管理会社に勤めてい際は、不動産業界の通例として、基本的には親族(2等身)が望ましいとされていました。
特段理由がない限り、親族を設定できない場合は、審査が通らない事がありますのでご注意ください。
また、安定した収入があるかが大きなポイントになります。
親兄弟を設定できても高齢や退職などで安定した収入がない場合には、認められない場合があります。
その際には近隣の友人や職場の上司や同僚など、ある程度融通が利く場合も多いので仲介会社を通して相談してみてください。
・まとめ
- 賃貸保証会社に加入するメリットは、入居者側にはほとんどありません!
- 賃貸保証会社に加入するデメリットは、大家さんや管理会社側にはほとんどありません!
- 賃貸保証会社は、基本的には大家さんや管理会社が選んでいる!
- 連帯保証人は、賃貸保証会社へ加入できたら不要になる場合がある!
- 賃貸保証会社から連帯保証人を設定する条件で審査OKとなる場合がある!
- 連帯保証人のみを設定する場合、敷金・礼金が増額される事がある!
- 連帯保証人は、親族を求められるケースが多いが交渉次第で友人や会社の上司でも良い場合もある!
なるべく細かく項目を分けて解説してみましたが、大家さんや管理会社、賃貸保証会社によって対応方法が異なってきます。
その点を考慮してこの情報を活用していただければ嬉しいです。

不明点や聞いてみたい事がありましたらお気軽にコメントと問い合わせフォームよりご連絡ください。
できる限り回答させていただきたいと思います!
それでは、以上です!
UPSTART!!(=゚ω゚)ノ
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